仕事の行き帰りに通りがかるマンションには小さな池がある。直径五、六メートルの人工の水場だ。昨日もいつものようにその横を通り過ぎようとしたら、年配の男性が柵から身を乗り出すようにして水面を眺めているのに気がついた。なにを見ているんだろうと目…
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